週末にはとか言ってたのにもう週明けだよ…。
それはともかくとして、1991年8号ジャンプ感想です。



電影少女  Chapter.58 (嵐)

巻頭カラーページでおぱんつ&ちくび。いい時代だったんだなあ…。いや別にいやらしい気持ちで言うわけではなくですね、表現の自由の幅が広いということは単純に素晴らしいことだと思うのですよ。エロやグロを規制なしで描けばなんでも面白くなる、なんて単純に考えるわけではないですが、それはそれとして、可能性の話で言うならば、規制なしで描ける漫画の方が規制ありの漫画よりも面白くなれる可能性は多く含んでいますよね。単純に表現可能域が広いわけですし。
少年誌である以上、青少年への影響やら何やらといった声を無視することも出来ないですし、時代とともに規制される部分が出てくるのも仕方のないことなのですが、それにしてもやはりこの頃は良い時代だったんだなあと思うのです。や、けしていやらしい気持ちではなくですよ。ちくびちくび。


蹴撃手マモル  Act.27 ゴムの弱点

「しかし、三日間やつのスパーリングの相手をさせられてあることに気づいた」
「マンティスが得意のカマキリ・ボディを使ったときに」
「身体のどこかからカチンカチンと肉体が硬直する音が聞こえたんだ!」
何を言ってるんだお前は…。肉体が硬直する音が聞こえるだとか、本来ならば病院に連れて行きたくなるレベルの部田くんの発言ですが、それが採用されて突破口になるのがゆでたまご先生クオリティ。「肉体が硬直する音」って何だよ、そんなの実際どころか噂でも聞いたことないよ…。ゆでたまご先生は我ら凡夫とは違う物理法則の中で生きているのではなかろうか。怖ええ。
にしても、「カマキリ」と「ゴム人間」ってどういう繋がりなんですかね? なんでカマキリキャラにゴム人間的特技を与えようと思ったんだろう。完璧に関係ないよね。怖ええ。


ろくでなしBLUES  Vol.134 MEANS OF ESCAPE


DRAGON BALL  其之三百十 さぐり合い

この回ではフリーザの超能力がメインになってますが、今思えばセルが武闘会会場を作るときに使ってたアレはフリーザの能力だったんだなあ…。十数年も読んでいる漫画なのに今になって気づくこともあるんですね。関係ないですが、ピッコロの細胞さえ取られなかったらセルはただのザコスケだったと思うんだ。対16号の時点で再起不能だったと思うんだ。
この回の他に見る部分としては、「ボクにホコリをつけたのは親以外では〜」のくだりでしょうか。ただでさえ絶望的な強さのフリーザに、さらに強い親がいるらしいという何気なくも恐ろしいセリフ。実際この「親」には後日お目にかかることになるわけですが、トランクスに瞬殺されてしまったのがちょっと残念なんですよね。トランクスが来なかった場合のコルド大王戦も見てみたかったといえば見てみたかったです。


魁!男塾  ☆奥義の解明!の巻

「ちなみに飼い猫などが首輪に鈴をつけているのをよくみかけるが
無鏡楼覚の使い手でないことはいうまでもない」

お前それ言いたかっただけだろ(笑) しかしながら、民明書房のそれっぽさは相変わらずただ事ではないですね。脳波やら音波やら、実際に「ありそう」なことと並べてのハッタリのかまし具合が絶妙。子供時代に予備知識なしで見てたら100%ホンモノだと信じちゃうんだろうなあ。というか信じてた。
奥義と民明書房の胡散臭さはともかくとして、秘密の解明、破る手段の発案などなど、バトルの流れがとてもスマートでスピーディなのはビックリしました。考えてみれば男塾って思い切りさくさくバトルが進行してたよなあ…。1〜2週間単位でトンデモ技が頻発して、しかし納得いく方法でそれを破って、民明書房みたいなギャグも挟んで、というのが連続してたなら、そりゃ人気も出ますよね。普通にとっても面白いよ。


ダイの大冒険  第64話 魔炎気の巨人!の巻

フレイザードの往生際の悪さはホント異常。しかしながら、終始一貫して悪役・嫌な奴役ではありますが、行動原理に一本芯が通っていて(自分の身体&軍団長の地位<<<勝利)、それから決して外れないからある意味でのカッコよさがあるのですよね。「てめえの部下になるってことじゃねえか…!?」と一度は怯むも、勝利のためには形振り構わない姿勢が印象深いです。フレイザードはウザくてイヤだけど、どこかカッコいいんだ。
しかしこの作品、六軍団なんてえらい数のボスキャラが居るくせに、全く雑にならずにそれぞれ個性が出てるのがホントにすげーです。各軍団長とか名前つきでパッと思い出せるもんなあ。


SLAM DUNK  #18 What I am


まじかる☆タルるートくん  ○ねがいごとはなんですか!?の巻


花の慶次―雲のかなたに―  ☆老木との約束の巻

「秀吉を笑わせてあげてくれ」のおまつの言葉が「死を覚悟してくれ」に変換される慶次の傾奇脳。理由としては『武士(もののふ)として人前で晒し者となることは己が許さないから』だとのことです。現代的な感覚では正直「なにもそこまで」としか思えないのですが、戦国武将たちが相手だとこれほどまでに納得できる理由はないという不思議。己の意地に文字通り命をかけているのですよね。この愚直なまでの精神性の高さ、そしてそれゆえの危うさ、儚さが、お侍さんの魅力の一部なんだろうな、とか思ったり思わなかったり。
や、まあ考えてみれば慶次と儚いというのは540°ほど方向性が違う単語だなあとか思ったりもしましたが、まあそこはそれ。


■エース!  ○初対決!一八vs竜虎の巻

時代を超えて変わらぬこの確かなダサさ。ああ、高橋先生はいい仕事をしているなあ、と安心させられました。同じ号に載ってるシティーハンタージョジョは問題なくカッコイイわけですし、高橋先生のこのダサさは時代云々が問題ではなく本質的なものだということがわかります。高橋先生のこういうところ、大好きだよ。チャリ乗ってポーズ決めてバァーンとか、完全にギャグだけど、でも大好きだよ。


こち亀  ○突撃!クレーンゲームの巻

人間クレーンゲーム!
これは今現在のこち亀にもすごく言えることなんですが、こち亀はオリジナルゲームの登場率が異様に高いんですよね。この回のように既存のものをアレンジ・拡大したものだったり、あるいは全くオリジナルなものだったり。内容的につまらなそうなゲームであることもやはりあるのですが、それにしてもこんなにポンポンと珍妙なアイディアを出せるというのは、やはり恐ろしいことだと思うのですよ。
そしてこの人間クレーンはすごくやってみたい。両さんみたいに足の指でカメラとか持ちたい。


幽☆遊☆白書  ☆束の間の復活の巻(後編)

おお、てんで性悪白書の頃ですね。(※幽助が生き返るまでのやたらイチャイチャしてる頃の話)
この辺りは冨樫先生的にはどういう扱いになってるんだろう。読んでるこっちの頬がピクピク言うくらいにラブいお話満載だったりするんですが、冨樫先生的には普通だったりするのかな。蛍子が寝てる幽助のほっぺにチューなラストシーンだとか、何だか知らんけど読んでるこっちが赤面死しそうになったんですが。なんて攻撃力だ…。これを冨樫先生が書いてると思うとさらに攻撃力が増す気がする。
どうでもいいですが、ハシラの『感動命のストーリーテラー!冨樫先生にレターを!』の告知がギャグにしか見えません。いやまあ確かに感動もありますが。ありますがー!


珍遊記  十一、先々週のガキ3の巻


■新ジャングルの王者ターちゃん  No.145 王者vs最高師範の巻


ジョジョの奇妙な冒険  ☆少年チャリオッツの巻

「大きい声じゃいえねーがな…おれは弱い者をイジめるとスカッとする性格なんだ」
「フヘヘヘ、自分でも変態な性格かなァと思うんだがね…」
「でもよく言うだろ?自分で変だと思う人は変じゃあないってな。だからおれは変じゃあないよな」

ああ、なんてダメな大人…! アレッシーはダメな大人の代表格みたいな人ですが、それでも名悪役としてかなりダントツ気味に記憶に残ってるのは何故なんだろう。『カッコよくて優秀な悪役』と『記憶に残る悪役』はイコールではないってことなのかな…。
ちょっと考えてみたんですが、「何を考えているのか」「何をしようとしているのか」がわかりやすい悪役がやっぱり記憶に残りやすいのかな、とか。深慮遠謀だか何だかでよくわからんことをやっているボスさんにはやっぱり興味を持ちづらいのですよね(千年伯爵とか)。ドラマのある悪役さんがいけないという話ではもちろんないですが、こうして自我と欲望むき出しなキャラの方が覚えやすいには覚えやすいよね、みたいな感じ。


CITY HUNTER  ○揺れる男心と女心!の巻


燃える!お兄さん  ファンタジック!お兄さん11 気球の街完結編


■ひかる!チャチャチャ!  Vol.45 ひかる、強し!の巻


てんぎゃん  第10話 黄金のハス