2009年ジャンプ11号感想です。
りはびりー。


■バレンタイン・スペシャ

○リボーン、バクマン
女の子イラストを全面にドンと出した、グラビアのようなスタイル。まあ確かに可愛らしいのは間違いないのですが、元が漫画作品なのだし、こういう企画はやっぱり漫画形式で見たかったなあと思ったり。
キャラクターの可愛らしさってのは見た目以上に仕種だとか言動だとかによるところが大きかったりしますしね(例:海原雄山)。少し残念。


○アイシールド21
「消化」のシュールさにおもっくそ吹きました。どんなブラックボックスだよ。
そういえばチョコって犬にとっては毒だったような気もするのですがケルベロス的には大丈夫なのでしょうか。いや大丈夫なのか。この消化機構やその他もろもろを見る限りケルベロスは犬じゃないものな。犬以上の何かだ。


スケットダンス
元はコメディまんがなのに一番バレンタインしてたのが意外かつ愉快でした。ヒメコかわいー。でもボッスンの方が更にカワイイというのが何というかゴニョゴニョ。
色の塗り方が独特で面白かったです。絵本みたいだ。


○とらぶる
これをバレンタイン企画だと言い張る胆力に脱帽です。明らかにバレンタイン要素ないよね。リコが申し訳程度に持ってるチョコをモチに変えたら正月企画だよね。
現在ジャンプ内で唯一のラブコメまんがであるにも関わらず、ラブどころか肉欲しかない辺りが流石の一言です。完全にオチ担当。
ここまで来たらいっそリコのチョコすら描かず「これ何漫画?」的雰囲気を出して欲しかったような気もしますが、さすがにそこまでのパンクロックは無茶だったか。


■ナルト
「"動くな"の仙術チャクラを練る役目を作っとくのはよう考えたがの」
「何でもっと人数を増やしとかんかったんじゃ!?」

読者的に気になるところを解説してくれるのはまあ親切で嬉しいんですが、何も今しなくてもいいだろうと思いました。そんなことしてる場合じゃないだろう。色々な意味で。


本編とは全く関係ない話なんですが、ペインを見事撃退したらナルトは火影になるんだよね?
・及ぶ者のない実力者
伝説の三忍自来也の後継者
伝説の三忍にして現火影・綱手も認める逸材
・里を救った英雄
なんというザ・ヒーロー…!
字面だけ見れば「こいつしかいねえ!」と思うほどなのに、ナルト本人を見るとどうしてこうもそう思いたくなくなるのでしょうね。ダンゾウさん頑張って! なんかナルトはトップになっちゃダメな人な気がする!


銀魂
『ドゴオオオ』
『ビチャビチャビチャ』

エセひみつ道具の効果が素晴らしいと思いました。何だよこの飛沫。
この明らかに何かを犠牲にしている感、絶対使いたくない秘密道具ですね。確実に何らかの後遺症が残るよこれ。
絶対使いたくない秘密道具。新しいジャンルだ。


黒子のバスケ
「影が薄い」が完全に特殊能力の領域になってて楽しいです。この漫画初見の人だったら「くっ、影が薄い…!」とか言ってるの見たら「いやよく見ろよ」とか思うのではないでしょうか。


「優しいときは(略)! 日向順平!」
「沈着冷静(略)! 伊月俊!」
「仕事キ(略)! 水戸部凛之助!」
「な(略)! 小金井慎二!」

ここに来て急にクローズアップされ始めたザコ先輩の方々。そんな急に来ても覚えられないよ。とりあえず曜日戦隊ウィークレンジャーなことだけはわかった。
しかし黒子くんは、奇跡の世代カラーレンジャーにも誠凛高校ウィークレンジャーにも混じれず、ちょっと可哀想です。


■ブリーチ

「運が無かったね。同情するよ」
なんという安心感!
・帰刃してない
・不意打ち
・地雷だとかアホほど地味な技
・相手が石田くん
全ての要素が「これで終わるとは思えない」を演出してます。特に最後のが大きい。もしこれで決着ついてたらコミックス3冊買うよ。
…でもなあ、これで終わってもおかしくないような気がするのもヤミーだしなあ。
ていうかあなた普通に飛べるでしょうに。なんで素直に落ちてるんでしょうかこの筋肉ダルマさんは。


ヤミーも哀れには間違いないですが、ロリメノリもなかなかいいランキングです。
かませのかませのかませという近年まれに見る凄まじいポジショニングであるこの子ら。何しに登場したのかもいまいちわからず、「この子らの人生なんだったんだろう…」感も満点です。
レギュラー格であれば恋次とタメを張るくらいのナイスヘタレに成長しただろうになあ。
その瞬間風速に敬意を表しつつご冥福をお祈りします。白髪の方の子とか本気で何もしてなかったよね。なんかノリでついてきてノリで退場してったよね。


■家庭教師ヒットマン・リボーン

「マ…マグマの風呂に入っているというのか!」
「フフフ、真6弔花の異常な戦闘力もこれでわかったかな?」

いやいや、わかったのは「案外愉快な人たちだなあ」くらいですが。ギャグ以外の何者でもないだろこれ。渋そうなおじ様キャラだったのに一気に親しみやすくなった感じですね。威厳が無くなったとも言う。

「6弔花よりさらにスゴイ真6弔花が!?」と少々身構えてたのですが、どうやら思ったよりも愉快なお笑い集団なようで、それほど時間もかからず適当に片付けられそうな期待も出てきました。
でもなー、真6弔花を倒しても超6弔花とか極6弔花とかがポロッと出てくるんだろうしなー。早期決着はあまり期待せずに生暖かく見守りたいです。


スケットダンス

窓を割ればいいんじゃないかな。


いや、良い子の少年誌だからそういった盗んだバイクで走り出す感じのはマズイのか。
いや、でも虫眼鏡で発火というのもどうなのか。


いぬまるだしっ

麻雀ネタ+テレビネタ+ギャンブル漫画パロネタ。
どれだけ対象読者を絞ってるんだよ! これを完璧に楽しめる人は全読者中何パーセントほどなのでしょうか。とりあえず小中学生にはほとんど不可能だと思う。何かが完全に間違ってる。


なんというか、大石先生は相変わらず刹那に生きるネタ出しをしてるなあと思いました。だが、そういうの、嫌いじゃない、ゼ。


■とらぶる

まさかの三週構成にビックリです。バレンタインというラヴいイベントがやってきてるのにセクハラすごろくなんてやってる場合ですか! 2月にすごろくだとか我が道を行きすぎだろう。
そういえば、とらぶるは割とこまめに年中行事をこなしてるイメージがありますが、登場人物たちってちゃんと歳をとっていく方式でしたっけね?
そろそろ「この漫画の登場人物はすべて18歳以上です」の注意書きが必要になるかと思われるので、登場人物さんたちは早いところ成長した方が無難な気がしますが。
(※宇宙人系幼女は「※地球年齢に換算すると18歳です」でカバーします)


(春菜も嬉しいだろうな、リトの事好きなんだもんなアイツ)
やはりというか何というか、これらの各種イベントには少なからず姉妹の手心が入っているご様子。
こうして密かに応援してる様はいじらしくて可愛らしいですが、でもこれ、他のエロイベントもこの妹ちゃんたちが考え実行してるってことだよね…。微笑ましいんだか何だかわかんなくなってきました。


それと、これに関連して覚えておきたいのは美柑ですね。
他参加者のイベントはそれなりに嬉し恥ずかしと言えなくも無い感じのハプニングですが、美柑のトラップだけはガチで性犯罪であるというこの事実。イヴが来てくれたから良かったものの、もし来れなかったらどうなっていたかは想像に難くありません。
おそらく同じ妹系キャラとしてナナモモにも思うところがあったのでしょうね。被ってんだよテメー消すぞ的な。
ほのぼのエロスの裏にあるとらぶるの狂気が好きです。