というわけで、適当に行って帰ってきました旅行&帰省。
駆け足な行程でちょっとばかり疲れたんで、箇条書きでいいかげんに書く。


・恐山。イタコさんに会うのを期待していたのだけど、どうやら時期を外していたようで会うことはできなかった。後で調べてみたところ、どうやら毎年7月20日〜25日、10月10日〜12日あたりにだけイタコさんが表に出てくるイベントがあるらしく、それ以外では会うような機会はないらしい。もっと一年中やってるようなものだと思ってたんだけどなあ。口寄せ見てみたかった。残念。


・当日は36℃だか37℃だかのアホみたいな気温で、全国でもトップクラスの気温だったらしい(トップは岩手県川井村の37.5℃)。青森とか岩手がクソ暑いと余計にイラッと来ますね。「お前北国だろうが!もっと頑張れよ!」とか言いたくなる。


・「地獄めぐり」は想像以上に地獄感満点でとっても良かった。血の池地獄や無間地獄、賽の河原あたりがわりとお気に入り。有名なだけあって、なかなかに分かりやすくてユーザーフレンドリーな地獄だったように思う。
どうでもいいけど、地獄めぐりの途中に千手観音や地蔵尊を見かけたのだけど、「千手観音」という単語を見るたびにどうしても仏ゾーンのことを思い出してしまうんだよね。今更ながら武井先生の呪いは何と強力だったことだろうと思わずにいられない。将来おじいちゃんになって寺巡りなんかをしてても、不意に『千手ピンチだ!』等の単語が頭に浮かんだりするんだろうか。何か嫌だなあ。すごくどうでもいいけど、何か嫌だなあ。


・恐山への道中に「冷水」という湧き水スポットがあって、『ははあ、こいつは「冷水」と「霊水」をかけているのだな。粋だね』と思ってたら、読み方が普通に「ひやみず」だったのでガクッと来た。いや、そこはかけとこうぜ。
あと、この水は「一口で10年長生き、二口で20年長生き、三口飲んだら死ぬまで長生き」という謳い文句らしい。三段オチという奴だろうか。このセンスは嫌いじゃないな、と思った。


・仏ヶ浦海岸で海岸風景を見物。『見方によっては岩が仏さまの形に見える』とのことだったが、残念ながら一個たりともそう見えることは無かった。信仰心が足りないのだね。
遊覧船で海側からも海岸を眺めたのだけれど、母が案内士さんに妙なことばかり質問するので、岩の成り立ちやエピソードとかよりも案内士さんの個人的事情にやたら詳しくなってしまって、何だこりゃとか思った。案内士さんは本業は漁師さんで、早朝のうちに漁を済ませて副業で案内士をやってるそうですよ。小学生の娘二人がどっちも反抗期になっちゃって困ってるそうですよ。



こんな感じでテキトーに見て回ってきました。
なかなか面白かったけど、たぶん行く季節を微妙に間違ってたかな、これは。何もこんなにクソ暑い時期にわざわざ行くことはなかった気がする。あの日射の中で地獄めぐりとか、下手したら本当に倒れててもおかしくなかったと思うんだ。まあ仮に倒れても、恐山のど真ん中ですし、供養してもらう機会には事欠かなかったこととは思いますが。