1992年32号ジャンプ感想です。
2009年12号感想を書く時間がアレになっちゃったので代わりというか。





ダイの大冒険  第135話 魔影軍団の猛威!の巻

「我は偉大なる大魔王バーンさまの配下…。魔影軍団ミストバーンである…!」
「…命令する」
「……死ね」
なんと痺れるセリフだろうか。降伏を迫るのでも脅すのでも懐柔するのでもなく、ただ「死ね」の一言ですからね。普通の人間、普通の状況では決してできない宣戦布告の形です。さすが魔王軍、さすがモンスター。絶対悪の貫録たっぷりです。かっけー。
実際のところ、こんな相手に逃げ場を与えないような交渉だと進退極まった相手が猛反抗に出ることも少なくないとは思うのですが(今回のポップのように)、それでもこのような宣言をするのは自分たちの戦力に絶対の自信があるためなのでしょうね。やっぱかっけー。


「おおっと!てめえの相手はこのおれだあっ!デカブツ!」
「頭を吹っ飛ばしてやらあ!」
「イオラ―ーッ!!」

ポップの爆裂呪文でも1メートルほどの穴を開けるのがやっとの鬼岩城。そりゃ文字通り城を相手にしてるんだものなあ…。むしろコレに直接つっかかっていくポップの根性を褒めてやりたい。
しかしこれによってダイの剣の超威力が改めて引き立ちます。今思い出しても「城を剣で斬る」は恐ろしいほどの爽快感でした。今回ばかりはポップはあれの引き立て役ですね。


花の慶次 -雲のかなたに-  南海にかかる虹!琉球の章 巻の七、自由の海へ


DRAGON BALL  其之三百八十二 完全体 完成!

「くっくっく…。やはり完全体といってもたいしたことはなさそうだ」
「大きさも前より縮んでやがる」

この後のスーパーフルボッコタイムを考えると、この余裕綽綽ベジータが面白くて仕方ないです。お前は本当に何を根拠にそんな自信満々なんだよ、このムキータ。ムキンクスにも心配されるレベルのくせに。


考えてみるとベジータが原因で起こった問題ってわりと多いですよね。
・地球襲来で地球側主要メンバー半壊
・セルの完全体化を見逃す(完全体はベジータの手に負えず)
魔人ブウの復活エネルギーを超チャージ(魔人ブウベジータの手に負えず)
・ブルマ奪われてヤムチャ涙目
もしかしてこのお気楽王子がいなかったら宇宙はもう少し平和だったんじゃないのか。や、「いることによって物語が面白くなった」という超絶メリットはもちろんありますが!


SLAM DUNK  #89 翔陽高校 #4


幽☆遊☆白書  ★無敵・武獣装甲!の巻


ろくでなしBLUES  Vol.203 ろくでなしぶるーちゅ(はぁと)酈

「うお〜〜っ!電話電話!」
「4時に千秋に電話するっつってたのにもう40分も過ぎちまったぢゃねーか!」
「どこだ―ー!電話わ―ー!」

ああ、時代を感じる…。今ではすっかり携帯電話も普及して、こういう公衆電話もあまり見なくなってきましたね。現在ではこのネタ出しは通用しないんだろうなあ。
わずか十数年ほどの間にこんな未来人のようなアイテムを持つことになるなんて、当時からは想像すらできなかったですよ。科学すげえ。もう少し経ったら「公衆電話って何?」ってレベルにもなるのかもですね。


しかしこの「ぶるーちゅ」、よくよく見るとそれほど可愛くないな。頭身は小さいけど顔がひたすらリアルです。アンバランス。でもそのアンバランスさが逆にカワイイ。


■新ジャングルの王者ターちゃん  No.216 ターちゃん秘密を探られる?の巻


■宇宙クマさんタータベア  第15話 臨海学校シリーズ・あこがれの竜宮城の巻


■天に昇った金メダル -カール・ルイス物語-  

昔のジャンプではこういう企画もやってたんですね。何というのか、偉人もの? 学者さんの漫画もあったような気がします。現在のジャンプではこういったものはほぼ有り得ないので、昔ジャンプはこういうことをやっていた、というのを見るのはなかなか新鮮です。もしかしたら「てんぎゃん」などもこれ系の枠だったのかもしれいやあれは違うか。


作画が小畑健なことにも何気にビックリ。そうだよな、小畑先生も相当昔から活躍してる人だしなー。
この掲載陣の中で現在ジャンプに残ってるのがたった3人(小畑先生、冨樫先生、秋本先生。他誌に移った先生は含まず)ということからも年季の深さがうかがえます。
小畑先生、この頃からもうずっと原作つき体制でやってきてるのですね。こういう体制でずっと続けてる漫画家さんってあまりいないのじゃなかろうか。


こち亀  ○鳩の恩返し!?

この頃の両さんは本当に魅力的です。ハトの生態に詳しい、薀蓄がポンポン出てくる、という知識的なところもそうなんですが、ケガをしたハトを嫌な顔ひとつせずに治療してあげる優しさといいますか懐の深さといいますか、そういった部分が「頼れるオッサン」だなあ、という印象を与えてくれるのです。基本的には金の亡者ではあるんですが、こういう芯の通った優しさがあるから、妙な問題を起こしてもギリギリさわやかな印象を保っていられるのでしょうかね。現在両さんだとハトの治療とかもタダじゃやらなそうだしなあ。治療費請求したりしそう。


勢い昔の両さんばかりを褒めてしまいました。でもまあもちろん現在両さんにも良いところはあって、
……。
…良いところは、
……。
…どうだろう、あるかな。


ペナントレース やまだたいちの奇蹟  第56回 タイガース戦6・さらば矢島!


ジョジョの奇妙な冒険  ☆完全なワナ!の巻


モンモンモン  ○まめ〜〜〜っ!の巻


■瑪羅門の家族  ○最強拳に運命の境界線を!の巻

「これが本能寺の変の真相だ」
「ほかにも例を挙げればきりがない」
「あのヒットラーにも魔修羅はついていたのだ」

ユーゼス様ばりに『それも私の仕業だ』『それも私だ』を連発し始めたバラモン一族&マシュラ一族。どうやらこの世界の重大事はあらかたバラモンまたはマシュラの手によって企図されてきたらしいです。もしかしたら世界創生やアダムとイヴの追放なんかもバラモン&マシュラの仕業なんじゃないでしょうか。


蛇「さあ、その知恵の実を食べるのです…」
蛇(な、なんだこれはーっ!わしは実など食べさせたくはないのにーっ!!)
魔修羅「フフフ…。計画通り…」


堂々と世界史にケンカを売る宮下先生が大好きです。


■まじかるタルるートくん  ありがとう!の巻


■高機動暴走蹴球野郎 リベロの武田  その67 炸裂!電光ヘッドの巻


■HARELUYA  STEP.7 DREAMER


■チェンジUP!  第20投 オレがとる!


アウターゾーン  第31話 黒帽子(前編)

またトラウマ妖精話きたこれ…orz


しかしながら、こちらの青年編は少年編に比べるとトラウマ度がやや低いです。「近づいてはいけない」と忠告された廃屋にわざわざ入って、そこらじゅうをやたらと物色して、などのダメ行為の結果での妖精大群召喚、ですからね。恐ろしいことは恐ろしいですが、因果関係がハッキリしているだけ納得はしやすいです。
何しろ少年編の事件のきっかけなんて「何でもない日にふと鏡を見たら妖精が映ってた」とかですので。たったそれだけの事で妖精に憎まれ襲われるという超絶理不尽。意味不明すぎて恐ろしすぎる。ほんと、こんな理不尽な襲われ方する話を読んだら怖くて鏡も見れないよー。


「このペンションの管理人としてひとつ注意しておきます…」
「この森の奥に廃屋があるんだけど…」
「そこには絶対近づかないでね。わかった?」

しかしミザリィのこれ、完全に嫌がらせだよね。行けって言ってるようなものじゃないですか。ダチョウ倶楽部じゃないですか。


ジャンプ放送局