2008年30号ジャンプ感想です。
すみません、火曜夜とか言ってたのにまる一日遅れてしまいました。
ちょっと時間なかったので箇条書きな感じでー。


■トリコ
・レベル9軍団もあっさりクリア…! レベル9ですら問題にならないって、トリコの障害になりうるものは本当にあるのか、と今後が少し心配になりますが、それ以上にこのテンポのよさはあまりに痛快でした。お荷物ながらも小松がミッションクリアに貢献したのもバランスがいいですね。
・「一滴垂らしただけでプールいっぱいの水がジュースに」という虹の実のまわりでの降雨。あの辺一帯はさぞかし甘ったるいむせ返るような臭いに溢れてるんだろうな…。来週は実食とのことですが、そんなミラクル食物を食べて身体に異常が起きないんだろうか。トリコは何食っても大丈夫そうだけど小松とかが。


■ナルト
「『予言の子』はあの子であって欲しいと…そう願わずにおれんの」
まさかの好評価に頭上にハテナマークが3つほど浮かびました。礼儀がなってない、上下関係意識が出来てないと、人物としてもニンジャとしても評価すべきポイントがなかったナルトの対応でしたが、どこでガマ仙人のツボに触れたんだろう。ニンジャの世界には独特のルールがあるのかしら。


■ワンピース
バチバチ言ってるあたりからも、キッドさんの能力は静電気?からの反発? 反発以外にも引き寄せ、何となれば電気の直接攻撃なんかも出来ると思われるので、こういった砲撃への対処にしろ格闘の補助にしろ、使いやすそうなイメージ。
・ローさんの能力は空間操作か。人間の頭と砲弾を交換するという何ともインパクトのある構図ですが、どっちかというと交換それ自体よりも、空間内の海兵の首をいきなり切り落とした事実の方が恐ろしいです。これも能力の一環なんですかね。
・船長クラスが並んで突破というのは何とも迫力があって楽しかったのですが、のちのち敵になったりしたらとても厄介そうな能力者ですね、二人とも。こういった搦め手系能力は肉体派のルフィでは相性悪そうだなあ。


■ブリーチ
・それでも僕はやってない、なノリでモリモリ犯人にされた浦原さん。査問官さんたちのあまりの御無体っぷりに「藍染隊長に操作されてんのか?」といったことも考えてしまったんですが、藍染隊長のは幻覚見せるだけで特別操作とかは出来ないはずだしなあ。やっぱりこのお爺ちゃん達が少し○○ちゃってるだけなんでしょうか。
・過去編もスッキリと終わり、現代編へ。ヴァイザードの皆さんの行動原理もしっかりと見えたので、安心してバトルを眺めることができそうです。つかこの人ら、現役死神たちと対面して大丈夫なんですかね。山本さんとかが彼ら見たら問答無用で斬り殺しそうじゃね?
・そういえば過去編でも触れられませんでしたが、ジン太と雨はどういう扱いなんだろう。浦原さんが現世に来てから作った玩具とか?


■家庭教師ヒットマン・リボーン
「このオレの時雨蒼燕流でな!」
なんか山本くんの頭上に見慣れない燕が具現化してるんですが、こんなのいましたっけか。いやいなかった気がするな。獄寺くんの流れを受けて、今後はペットバトルが基本になるのかしら。
・そして幻騎士さんのペットはドッペルゲンガー。速さではない物理分身。いわば菊丸。


ダブルアーツ
「オレ達自身が強くならなきゃダメなんだよ!」
決意自体は良いんですが、だからといって「じゃあ追手を迎え撃とうぜ!」になるのはちょっとどうだろう。最近の子は戦いの中で強くなることを目指しすぎな気がしますよ。「戦いの中で〜」ってのはあくまで気付きとか発想とかな話で、地力を伸ばすのとはまた別な気がするんだ。
・しかしながら、二人がかりのバトルはとても楽しかったです。踊るような動きとアクロバティックな攻撃は見てて楽しいなあ。
・毒殺アブロさんが名前のわりにめっちゃ肉体派でおもっくそ吹いた。志村ー!毒殺毒殺! ナイフとか使ってる場合じゃないよ、もっと散布とか混入とか!


どがしかでん
・「尻で着地」の意味がわからんですよ。これはいったいどういう方向性の強さアピールなんだ。このアピールによって示されるのは「ヒップホップ先輩は尻が固い」ということくらいなわけで、彼は尻スモウ部だという場合でもなければ特にアピールにならないと思うのですが。それともここは笑い所なのかなー。それにしては扱い方が微妙だけど。
・先輩が出てきただけでガクガクブルブルになってる1年生ズがちょっとだけ面白かったです。なんで先輩の姿見ただけでそんなにビビってんだよ。男塾かここは。「レギュラーメンバー勢ぞろいだ…」って部活なんだからそれくらい普通に揃うだろ。


ぼくのわたしの勇者学



こち亀
「文字通り地下の世界となっていた」
地の文での説明が多い回はたいていそんなに面白くないですね。ハンターやバキのようなキャラの心情描写を深めるタイプならともかく、ストーリーなんかはちゃんと絵とセリフで展開してほしいと思うのです。


■サイレン
・アゲハくんはスピード系のライズ、ヒリューくんはパワー系のライズになるのでしょうか。バーストの発露の仕方からすると何となく逆なイメージでしたが、ちょっと意外。
・ヒリューくんが殴り倒された時は無表情で見送り、アゲハくんがノックダウンされそうになった時は「夜科!」の叫び。ヒリューくんが哀れすぎて切ないです。雨宮さん、もう少しだけでいいからヒリューくんにかまってあげて…! 寂しいと死んじゃうんだよこの子。


■バリハケ
「みんなが戦ってる隙に」とか「皆が命がけで抗争してる間に」とか、最近の団吾くんはヘタレ側に傾きすぎてるのが見てて少し辛いのです。そろそろ少しくらい主人公らしい意思(怖くて仕方ないけど積極的に参戦とか)を見せてほしいところなんですが、でもそれをやるとこの漫画の個性が何割か失われちゃう気がするしなあ。もどかしい。
・3年生の扱いのぞんざいさに泣いた。2年生はあれだけ見せ場も多かったというのにこの適当さと言ったら…! 後日「上級生と一丸になって戦うぜ!」みたいなことになっても3年生は参戦しないんでしょうね。泣ける。


魔人探偵脳噛ネウロ
・『4月28日
 今日ハ1日雨ダッタ
 庭のダンボールニ
 水ガ入ッテ腐ッタ
 ナンカセツナイ』
といてみたー(間違ってたけど)。それにしても日記にすらダンボールとか、本庄博士のダンボールフェチっぷりはどこまで一貫してるのか。ダンボール好きすぎだろう。きっとこの人は夜のお供とかにもすごい工夫したダンボールを以下略。
「なあ…いつまでそんなとこにいるつもりだ?」
失態が多いイメージなわりにはやたらと余裕のある振る舞いな葛西さん。なんかジェニュインよりも大物のようにすら見えるなあ…。のらりくらりとかわし続けて、何だかんだで最後になっても生き残ってるような気もします。
・ジェニュインの属性は順番からいって「金」でしょうか。金属・刃物マスターというのが順当な感じですが、意表をついてマネーな感じの能力な予感も捨てきれない。「金」という文字からは下ネタ的なものを連想してしまうというのも否定できない事実なんですが、流石にそれを武器にするというのはなあ。どうかと思う。絵面的にも、雑誌的にも。


ピューと吹く!ジャガー
・実に順オペニズム精神に溢れた、質の高いアトラクションでした。
ただ一つ指摘をするならば、物質主義的現代オペシエーションに警鐘を鳴らす、という意味では「Oh!オッペケペンション!」よりも「Oh!オッペケペーション!」の方が表現として優れていたのではないか?という点ですが、これはやはりハミチニズムの融合との問題もありますし、仕方の無いことではありますね。流浪の民よ…毎度おおきに。