2008年32号ジャンプ感想です。すみません、縮小気味で失礼します。


■ナルト
・ここ数週の「ぼくのかんがえたあんごう編」はどういう意図だったんだろう。読者としては事前情報だけでは完全には解けないので「解く楽しみを読者に味わってもらう」というわけではないでしょうし、ナルトとジライヤの繋がりを強調するにしても弱いですし(「タ」だとかナルトじゃなくても普通に気づくんじゃね?)、これはあれか、シホちゃんのお披露目パーティーだったんでしょうか。確かにインパクトのある子だったので記憶には刻み付けられました。こんな未知の情動を持つ子は見たことないなあ的な意味ではありますが。感情の流れが、まったく理解できない…!


・暗号は「本物はいない」ということですが、ペインは本体はいない、むしろ全部が本体という能力ってことかな。一つでも残っていたらそこから完全復活できる、みたいな。完全に倒すには6体を同時に潰すしかない、みたいな。


どがしかでん
「十稜じゃダンクはお前の専売特許じゃねーんだぜ?」
どんなお笑いダンクシュートが見れるかと期待したヒップホップ先輩でしたが、蓋を開けてみれば思い切り普通でションボリです。あれだけ尻アピールしたのにそれかよ、君にはガッカリだよ。もっと尻でブロックするとか尻にダンクするとか尻でダンクするとかしてくださいよー。せっかくの尻パフォーマンスが無駄になるじゃないですか。この漫画の行く末はもはや先輩の尻プレイの成否にかかってるといっても過言ではないのに。


・とかまあ、冗談は置いておいてもいろいろと厳しいです。とりあえず、何でもかんでもセリフだけで表そうとするのがとてもキツイ。「パワフル」とか言ってもそんなにパワフルに見えないですし、「堅実」とか言っても3点シュートの何がどう堅実なのかわかりませんし、「マエストロ」とか言ってもただ普通にパス出ししてるだけにしか見えないですし。「この子は○○キャラだよ」というのをセリフだけでキャラ付けしようとしてることに凄く拒否反応が出ます。もっと絵と動きで見せてほしいのになー。


・そんな流れの中、部長さんが解説役を一手に引き受けてペラペラペラペラ喋るのが面白かったです。この人ホントにバスケ部部長なのか。実況部部長とかじゃないの?


ぬらりひょんの孫
「いつまでも目を閉じてられない」
ああ、ついに主人公が登場かー。今までの昼リクオはとても主人公には見えませんでしたからね。今まではどうしても「清継くんで少しフィーバーしたけれど、やっぱりネタ漫画」みたいなイメージが拭えませんでしたが、今週の昼リクオ奮起で一気に方向性が固まった感じです。主人公がしっかりすると一本芯が入るなあ。


「うぅ〜〜んん…立派な…お姿っすねぇぇ〜…」
しかしながら清継くんの愛らしさはやっぱり異常。寝ぼけてて気づいたら暴走族の背中にいただとか、何その果てしなく意味のわからん行動! あまりにも不思議すぎる流れで一瞬首をかしげたくなるんですが、清継くんならまあいいか、みたいに思ってしまうのが清継くんマジック。どうなってんだこの子。


■とらぶる
「本屋でステキな本見つけちゃったもんね〜〜♥」
「校長の奴、また本屋でエロ本立ち読みしてたぜ」
「またかよ」
「本当にサイテーね!」
「…ねえみんな、私少し疑問があるのだけど…」
「?」
「人目がある大通り、しかも通学路のすぐ近くというその本屋でそういう本を立ち読みする…。男の人って、そんなリスクを負ってまでそういう本って読みたいものなの?」
「う…!?」
「それに、私はよくわからないのだけど、男の人ってそういうことに体が反応してしまうこともあるんでしょう…?」
「た、確かに…!」
「そうか…! 場合によってはまさに立ち読み…!」
「考えてみれば…校長、あんたって人は…!」
「校長…俺たち、あんたのことを少し誤解してたみたいだよ…」
「ああ…本当の勇者ってのはこんなにも身近にいたんだな…」
新井理恵(C))


とりあえず校長は男前すぎると思います。買った物をむき出しで持ち歩いてる辺りが特に男前だと思う。隠すものなんてない、恥じることなんてない。それが俺のジャスティス


■サイレン
「えくれあがわたし達に何の用なの?」
なんだこの破壊的に可愛い生き物は…。この場に居合わせなかったヒリューくんが哀れでしかたないぜ。こんな素敵なものを見られる機会はもうそうそうないだろうになあ。というかこれ、もう何でもかんでもあいあい答えさせて丸め込めそうですよね。「一緒について来てもらいたい」「あい」→「お持ち帰りしたい」「あい」→「着替えさせてもいいですか」「あい」→省略→(HAPPY END!)


「天樹院エルモア…。まさか会えるとはね」
そしてヒリューくんがガチで置いてかれてる件。本当になんなんだ、この子…! かわいそう&かわいいにもほどがあるだろう。朧くんが彼を誘わなかったのはまあ何となくわかりますが、他二人が全く触れないあたりもいろいろクるものがありますね。なんでこんなかわいそうな扱いなの?岩代先生彼のこと嫌いなの?


「未来の希望は、今ワシの巣の中ですくすくと育っておるのだ」
なんとなーく、この「子供たち」が未来のワイズさんたちになりそうな予感がする今日この頃。「近い未来」というのがどの程度近い未来なのかにもよりますが、崩壊してサイレン世界になったとしても、PSIが鍛えられたこの子らなら生き延びることも可能っぽいですしね。もしそうだとしたら、夜科たちとワイズが対面した時にはすごくややこしくて素敵な話になりそうだなあ。