To LOVEる感想」


週間少年ジャンプ2009年40号にて、長谷見先生原作・矢吹先生作画の「To LOVEる」の連載が終了しました。自分はこの作品が大好きで、連載中は毎回笑いながら読ませてもらっていました。


そんな作品が終了した。何か感想を書きたい。でも鋭い着眼点も文才もない自分には大したもんは書けない。それならどうするのか。手間と数をこなすしかないじゃないか。
そんなわけで、とらぶる全キャラについて感想を書いてみました。ついでに登場回数・登場率なんかも調べてみた。馬鹿みたいに長いですが、お暇な方は笑覧してやってください。


※カウント等は「既発売分コミックス1〜15巻+手元に残ってた週間少年ジャンプ(2009年18号〜40号)」で行いました。話数で言うと1〜133、142〜162話です。抜けているキャラやカウントがあるかもですが、それは上記のせいです。

人物名 カーメロン
登場回数 1
初出回 151
登場率 0.65%
 

クロ登場の回に出てきた偽装能力者さん。同じ話に出たゲストキャラでありながらも、やはりクロの方が圧倒的にインパクトがあったため正直こっちは印象が薄いです。
こういったサブキャラはどんなセクハラを行ったかでキャラ識別してるので、ほぼ何もやってないという事も印象の薄さに拍車をかけてますね。もっと頑張って!(セクハラを)

人物名 カーマン
登場回数 1
初出回 145
登場率 0.65%
 

ペケを奪おうとやってきたオカマさん。ペケは確かに恐ろしく便利な子ですし、狙いたくなる気持ちも分からないではないです。ただよりによってペケが幼女フォームな時にそんなことするもんだから構図的に児童略取にしか見えなくなってるのがイメージ的に最悪というか何というか。ロボ形態の時に来てればまたイメージも変わったかもしれません。

人物名 モドリスカンク
登場回数 1
初出回 65
登場率 0.65%
 

「護身として、相手を若返らせて無力化するガスを放つ。」
確かに効果的すぎるほど効果的なんでしょうが、いったい何をどうすればこんな異次元能力が身につく進化を遂げるんでしょうか。動物の能力というものは主に天敵に対抗するために発達すると思うんですが、「嫌なにおいで撃退」どころではなく「若返らせて無力化」などとしなければいけない天敵の存在とは…。いやダメだ、深く考えちゃダメだ。とらぶるだからだ。

人物名 ペケ(幼女)
登場回数 1
初出回 145
登場率 0.65%
 

植物が幼女になるこのご時世では、お着替えロボが幼女になろうが感情持ってようが、あまつさえ可愛かろうがもはや驚きはしません。が、「いつもララの体には幼女が密着して巻きついているのだなあ」と思うとまた違った味わい深さが見えてきますね。改めて狂った世界だよ。

人物名 佐清先生
登場回数 2
初出回 13
登場率 1.30%
 

本物は普通にカッコ良く頼れる先生なのでしょうが、ギブ・リーの最悪なイメージが残りすぎてて「触手先生」という目でしか見れません。教師陣で一番宇宙人被害にあってる人だと思う。
3年!B組!しょくしゅせんせー!(ワー!)

人物名 犬リト
登場回数 2
初出回 43
登場率 1.30%
 

野良犬とリトくんが入れ替わり。
というわけでこのリトくんの中には犬が入っているはずなんですが、何ですかね、この的確すぎるエロ動作は。におい嗅ぎ等はともかく、手まで駆使してスカートめくったりしてるんですが。適応しすぎだろう。犬じゃないのかよ。それともこれはリトくんの遺伝子にまで刻まれたエロ体質によるものなんでしょうか。

人物名 ケイズ
登場回数 2
初出回 78
登場率 1.30%
 

この作品にはそこそこ悪役宇宙人が出てきますが、皆ある程度のほほんとした雰囲気の中、この人たちはかなりガチンコで凶悪っぽい雰囲気を出していたのが印象に残りました。バスタード系スライム攻めもとらぶる史上稀に見るいやらしさでしたしね。少年誌で「あっあっ」なんて声出させるキャラ、ポックル様以外に久しぶりに見たよ。

人物名 モシャクラゲ
登場回数 2
初出回 90
登場率 1.30%
 

※我々の業界ではご褒美です。
この素晴らしいひとコマだけで彼の存在理由はあった。ハレンチ唯や淫乱ヤミなど、この子の変身能力の調子が悪かったおかげで他にも沢山のレアキャラが出現しました。この子はずっと調子が悪いほうが需要があるんじゃなかろうか。

人物名 ティーガーパンター
登場回数 2
初出回 87
登場率 1.30%
 

他の悪役は大抵「何かちょっかいかけてきて、結果エロいことになる」みたいな感じなんですが、この人らは「エロいことをしようと何かちょっかいをかけてくる」なんですよね。第一目的がエロだというキャラは何気にちょっと珍しいんじゃないか。

人物名 プリューマ
登場回数 2
初出回 10
登場率 1.30%
 

今回読み返すまで完全に忘れてたよこんなキャラ…。一応説明しておくと、物語初期での婚約者レースあたりでの一候補さんになります。いてもいなくてもストーリーには関係しなかった、哀れという言葉以外で表現できないキャラ。

人物名 高見
登場回数 2
初出回 15
登場率 1.30%
 

肝試し旅行での旅館のおかみさん。歪んだ笑顔がかわいいです。
連載当初は特に思いませんでしたが、この歳まで校長と、あの校長と親交を結んでいるという事実はよく考えたら凄まじいことなんじゃないでしょうか(しかも異性の友人)。いったいどういうつながりであのセクハラマシーンと…。

人物名 九条戒
登場回数 2
初出回 131
登場率 1.30%
人物名 天条院劉我
登場回数 2
初出回 131
登場率 1.30%
 

天条院パパ&凛パパ。このシリーズはいつも元気(≒バカ)な天条院センパイが落ち込んでたというだけでもかなり重苦しい雰囲気だったんですが、最後はいつもどおりほんわかと終わってくれて安心しました。
しかしパパン達はすんごい格好いいなコレ。彼らって何歳なんでしょう。まさかまだ20代とかはないよな…。

人物名 新田晴子
登場回数 54
初出回 2
登場率 1.30%
 

この人っておっぱいにサインされてる間は微動だにせずキチンと待ってたんでしょうか。何だろう、それは何だか、ああ、何かいいな。
これだけのカオス空間に晒されながらも、美柑を見捨てず才培ファンもやめないというオチの姿勢が心温かにしてくれました。みんな緩やかほのぼの。

人物名 的目あげる
登場回数 3
初出回 2
登場率 1.95%
 

読み返していて初めて気付いてビックリしたんですが、この子って名前があったんですね…。5秒で書けるようなシュールすぎる顔が逆に印象深いです。数期に渡り委員長を務めるなど、何気にデキる子の模様。

人物名 結城林檎
登場回数 3
初出回 60
登場率 1.95%
 

海外活動中で登場率が少ない結城家ママン。ほんのわずかなやりとりで春菜・リトの恋愛感情に気付く等、洞察力がハンパない感じです。
それにしても、この一家最大の謎はパパとママはどこでどうやって巡り会ったのかということですかね。漫画家と海外ファッションデザイナーか。一体どういった接点が。

人物名 ヌップル
登場回数 3
初出回 159
登場率 1.95%
 

本編ラストで登場した淫獣だけあって存分に暴虐の限りが尽くされました。市民プール内が総触手祭り。この日に来ていた一般客は災難以外の何者でもなかったことでしょう。合掌。
あれだけの暴走をしたのは最初に水に落ちた校長のせいじゃないか(=校長菌的なものが感染したんじゃないか)とも思ったのですが、特にそういうことも無く普通にセクハラなだけでした。まあとらぶるだしな。在野の獣がこれくらいのエロスを持っていても不思議ではない。

人物名 イロガーマ
登場回数 3
初出回 38
登場率 1.95%
 

服だけを溶かす液体を出す。まさにとらぶると言わんばかりの頭の悪い能力がとても好感度が高く、多くの読み手を幸せな気持ちにさせたこと請け合い。
のちにアーマードイロガーマとなって再登場するのですが、やってることは特に変わらず「服を溶かす液体を出す」なんですよね。鎧いみねーよ。

人物名 嵐山
登場回数 3
初出回 148
登場率 1.95%
 

久々に善良そうな人が出てきた、と思ってたらラストでいきなり死んでて吹きました。さすがとらぶる、男サブキャラがかわいそうな扱いをされることにかけては容赦ないぜ!(シリーズラストでちゃんと無事だったことがわかりましたが)

人物名 クロ
登場回数 3
初出回 149
登場率 1.95%
 

なんだかこの二人が並ぶとその一角だけ「BLACK CAT」みたいなことになってるな…。
前作主人公のトレインがそのものズバリで出てくるという大胆な作りには少なからず衝撃を受けました。登場はわりと作品終盤でのことだったんですが、もしかしてこの頃って既に作品終了が決定してたとかなんでしょうかね?最後だからお祭り的にやってみた、とかそんな感じだったのかも。

人物名 立花
登場回数 3
初出回 52
登場率 1.95%
 

ウザい系後輩キャラですね。初登場時はリトくんと春菜の接近に少しだけ貢献したりもしてたんですが、後々は校長と一緒にアイドル追っかけで狂乱したりなどあまりロクなことになっていないようです。どうしてこうなった…。あの純朴少年が…。

人物名 噛み犬
登場回数 4
初出回 6
登場率 2.60%
 

登場時は必ずザスティン様とセットで登場。どこからともなく現れて彼に噛み付いてたナイス獣です。この犬のおかげでザスティン様の不幸具合がより際立ちました。最後の方などはザスティン様の方もあまり気にも留めなかったので半ばアクセサリーみたいな扱いになってましたね。
作品中盤以降はあまり出てこなくて残念。

人物名 ラコスポ
登場回数 4
初出回 35
登場率 2.60%
 

間違ったピラフ様と(自分の中で)名高い名悪役。
ララとヤミに挟まれての絶体絶命な状況で「服を溶かす獣を繰り出す」という異次元選択肢を取るあたりが個人的に相当好感度高かったです。強力な獣を呼び出してララヤミを蹴散らす、ならわかるけど、服を溶かして何をどう解決する気だったんだよ君はよー。

人物名 ギブ・リー
登場回数 5
初出回 5
登場率 3.25%
 

作品で最初の悪役らしい悪役。
触手によるマニアックなエロスによって読者は「ああ、これはそういう作品なんだ」と気付かされ、シリアスになりすぎず和やかに解決するさまによって読者は「ああ、これはそういう作品なんだ」と気付かされました。まさに作品の道案内的な役割だったと言っていいでしょう。ジャンプに触手エロなんてものを持ち込んで一般的にさせた元凶とも言える。

人物名 ギド・ルシオン・デビルーク
登場回数 5
初出回 47
登場率 3.25%
 

テニスの王様。この時打ったボールはクレーターを作りました。宇宙レベルのテニスプレイヤーともなるとこれくらいは当然なのでしょうね。
デビルーク王ということでもちろんララのパパということになりますが、やたらと頭身が低い子供のような姿なのが少々気に掛かります。なんですかねこれ、もともと大きかったのが何かの拍子で縮んだりしたの?もともとこれくらいの大きさなの?

人物名 古手川遊
登場回数 5
初出回 86
登場率 3.25%
 

半裸が眩しい古手川おにいちゃん。ちなみにコミックスであっても彼の場合は乳首追加がありません。矢吹先生何やってんの!

人物名 西連寺秋穂
登場回数 5
初出回 32
登場率 3.25%
 

時々出てくる春菜おねえちゃん。出てきてもせいぜい挨拶程度でそれほど活躍がないのが寂しいところです。
先述の古手川おにいちゃんとの絡みがあるらしいことが少しだけ描かれてたんですが、機会があったらそれも見てみたかったですな。

人物名 リコ
登場回数 7
初出回 100
登場率 4.55%
 

数えてみると登場回数が意外と少ないことにビックリ。もっと沢山出演してたかと思ってた。少ない登場回数ながらもそう思わせるということはそれだけインパクトがあったということなんでしょうね。
リトが女の子に、ということで、普通なら「この子に萌えていいのか、中身は男だぞ?」ということになりそうなパターンなんですが、この子の場合は大方の人が何の問題もなく萌えてたっぽいあたりもまた印象深いです。まあリトくんは元々かわいらしすぎる男の子でしたしね。むしろ本来の姿と言ってもいいのかもしれない。

人物名 弄光泰三
登場回数 8
初出回 5
登場率 5.19%
 
 

「※ただしイケメンに限る」が通用しない恐ろしい人材。たとえイケメンであっても行動が残念なら残念な結果になってしまうということを教えてくれます。そりゃあ、なあ…。いくらハードが弄光先輩でもソフトが弄光先輩じゃなあ…。
それと、「バカめ、時代は水中なのさ!」は後世に残したい超名言ですね。これほど使いどころが難しく、残念な感じの台詞はそうそうないですよ。ことあるごとに使いまわしたい。バカめ、時代は弄光なのさ!

人物名 黒服(マウル)
登場回数 10
初出回 1
登場率 6.49%
人物名 黒服(ブワッツ)
登場回数 10
初出回 1
登場率 6.49%
 

ちなみに黒髪がマウル、白髪がブワッツとのことです。更にちなみに、日本アニメ文化にハマってオタクになったのがマウル、それをやや心配そうな目で見ているのがブワッツ。
第一話のこの頃が彼ら的には一番輝いていた時代ですね。その後は漫画家アシスタントにさせられたり毒々スープで生死の境を3日さまよったり…。いやその後も結構おいしく輝いてるな。

人物名 マロン
登場回数 156
初出回 12
登場率 7.79%
 

スキンシップと言うと聞こえがよいですがどう見ても○○○犬です本当にありがとうございました。
リトに○○○犬の心意気を教え込んだり、モモに春菜の好きな人を教えたり、犬星人に好かれたり、登場回数は多くないながらも出てきた時はわりといいポジションで出てきていますね。「情けねェ事だ…。未だ暴走した自我を抑える術を持たねェ…」だとか、犬の癖に何だか格好良い喋りが結構好き。

人物名 骨川先生
登場回数 12
初出回 2
登場率 7.79%
 

マサルさんの校長以上に出てくるたびに魂が飛び出ているイメージ。そろそろ本気で天寿を全うしそうな勢いなんですが、教職員って定年ってありませんでしたっけ。この人は一体何歳なんだろう。意外に見た目より若いんでしょうか。
あと若返った姿が本気で格好よくて、これ見るたびにいつも吹きます。

人物名 結城才培
登場回数 12
初出回 11
登場率 7.79%
 

才能を培う熱血漫画パパ。しかしリトくん、美柑ともに母親似だよな。良かった、ようなそうでもないような。
リトくんの男らしい部分は少なからずこの人の影響ということもあるのでしょうね。忙しすぎてあまり家には帰っていないようなのですが、そんな状況でも文句を言わずきっちり家を守ってくれているリト・美柑のような子を育てられたことは、それだけでも誇っていいことだと思います。リトくんのいい子っぷりを見ているとこの両親に感謝したくなる。

人物名 キョーコ
登場回数 15
初出回 21
登場率 9.74%
 

クロ同様、前作BLACK CATからのスターシステム?的な流れで出演。最初はテレビに映ってるくらいのほんのチョイキャラだと思ってたら、ゲームキャラで出てきて、最後には本人が準レギュラーで定着、という出世魚みたいな凄い流れにはビックリしました。アイドルという立ち位置からほとんど校長とセットの登場になってしまうのが可哀想。
しかし、この流れが可能なら、もっともっと続いていたらいずれはマロ様あたりも出演してくれたりしたんでしょうかね…?何だそれ、見たすぎる。

人物名 揉まれ子
登場回数 20
初出回 17
登場率 12.99%
 

正式名称もないのに何だこの登場回数は…。しかもほぼ全てのシーンで何かしらセクハラをされているというあたりもまた凄い話ですよね。一体どういうキャラ造形だ。
ちなみに画像左下の娘も揉まれ子さんと一緒に頻繁に出演してます。こちらも名前は無いんですが、ネット界隈では「脱がし子」と呼ばれてる様子。どちらの子もステキ過ぎるネーミングですね。揉まれ子に脱がし子て。

人物名 レン・エルシ・ジュエリア
登場回数 23
初出回 20
登場率 14.94%
 

ルンより初登場は早いのに、この圧倒的な出演回数の差。ルン登場後は明らかにあちらに喰われていましたね。
空回り系のカワイイ男子って言っても、リトくんが既にわりとそういうキャラだったしなあ…。たまに出てくることがあっても、出てきた瞬間に殴られたり校長に追いかけられたりと散々な扱い。色々とかわいそうです。すごく美味しいですが。

人物名 御門涼子
登場回数 28
初出回 28
登場率 18.18%
 

ララたちの正体にも早い段階で気付きサポートしてくれるなど、医療系技能も相まって、どんな時も非常に頼れるお姉さんといった感じ。意外にフットワークも軽いですしね。
ただ、この人の薬品のおかげでちょくちょく凶悪ファンタジーランドが生まれるということもまた事実。この人の余計な行いによって校舎全体がラブホテル化した「血のバレンタイン」などは記憶に新しいところです。頼れるが頼りすぎても危険、そんなイメージ。

人物名 校長
登場回数 32
初出回 5
登場率 20.76%
 

とらぶるの裏主人公と言っても恐らく過言ではないこの校長。多種多様にわたるセクハラは一つ一つ挙げていけば枚挙に暇がありません。場所と時を選ばず襲ってくる緊張感、何度撃退してもめげずに襲い掛かってくるしぶとさ、そして一回一回の襲撃が意外と強力で撃退しづらいこと、などがそれぞれコンスタントに恐怖ポイントを稼いでいます。ほんと怖えーよこの人。しかも性別とか割と関係ないんだよ。怖いよ。
しかし登場回数がたったこれだけ…だと…。この数であの存在感かよ…。


ちなみに第72話では「焦る校長」という非常に珍しいものを見ることが出来ます。ララとヤミのバトルで崩れていく校舎を見て「こ、校舎が〜!」と汗をかく姿。「校長は女子以外に関心があったんだな」「校長でも焦ったりすることがあるんだな」などなど、見ていて実に複雑な気持ちになりました。お暇な人は一見の価値あり。

人物名 ザスティン
登場回数 33
初出回 1
登場率 21.43%
 
 

とらぶる世界きっての不幸の住人。意味もなく犬には噛まれ、姫たちはわがままで言うこと聞かず、数多の話でオチ要員になる。ある時などはオチで唐突に呼び出されて毒スープを飲まされて生死の境を3日間さ迷ったりしてました。どんだけ使いやすい人なんだ。
しかしそんな彼だからこそ、めげずに任務をこなしたりコツコツ漫画アシスタントしたりララにおこづかいあげたりしてるする姿が余計心を打つ。不幸すぎるほど不幸なんだけど、そんな中でも彼はとても真面目でキレイなんですよね。何と素晴らしい人格なんだろうか。だからザスティンさまはかっこよく、そして愛らしい。

人物名 村雨
登場回数 33
初出回 56
登場率 21.43%
 

とらぶるのエロアクシデントの5〜10%はこの娘によるものになるんじゃないでしょうか。この娘が念力を使うとろくな事にならないという記憶しかないです。そしてそんなものの持ち主がごく簡単に暴走状態になれるというこの環境。つくづくとらぶる世界は地獄だぜヒャッハー。
人外出身だからか浮いた話・恋話などはほとんどありませんでしたが、連載が続いていたならお静ちゃんの恋話なんかもちょっと見てみたかった気がします。

人物名 ルン・エルシ・ジュエリア
登場回数 34
初出回 42
登場率 22.08%
 

登場後はレンの出番を奪って出演数増加…という所だったんですが、中盤から終盤ではやや出演数も控えめに。同じ腹黒路線のモモが出てきたことが原因でしょうか。久々の登場話(キョーコと初めて会う話)でのテレビ出演で、落ち目のアイドルみたいな役を回されてたのがやたら面白かったです。本編での扱いと微妙にリンクしとるよ。
そしてわりと前から気になってたんですが、この種族はセックス中にクシャミなどしたら一体どうなってしまうんでしょうか。勝手に離れてくれたりするんでしょうか。それとも部分融合するんでしょうか。気になって夜も眠れません。怖い。

人物名 セリーヌ(※幼女含む)
登場回数 37
初出回 27
登場率 24.03%
 
 

※同一人物(同一植物?)です。


「は?」ってそれはこっちの心境だよ…。
妙な事が頻繁に起きるこの作品、大抵のとらぶるには驚かないつもりではいたんですが、植物が幼女になった時は流石に頭が混乱しました。植物が、人間の幼女に、だと…? 魔法か何かで変身とかならともかく有機的成長としてコレですからね。ほんきでくるっとる。そしてそれをリトくん達が特に怯まず、次週には普通に受け入れてたのがまた面白かったです。
そしてこの幼女形態が出す花粉というのがまたクレイジーなんですよね。「吸い込んだ人がリトくんを好きになる花粉」。花粉というものは植物が種の保存のために出してるのだと思いましたが、これは一体何をどうすれば種の保存になるんだろう…。クレイジー。ゴナクレイジー

人物名 天条院沙姫
登場回数 38
初出回 24
登場率 24.68%
人物名 九条凛
登場回数 37
初出回 24
登場率 24.03%
人物名 藤崎綾
登場回数 37
初出回 24
登場率 24.03%
 
 
 
 

いやー、ダメだ、好きすぎる。このたびコミックスを読み返していて改めて思ったんですが、この作品中で天条院先輩がダントツで好きです。もちろん他キャラも全体的に好感度の高い子ばかりなんですが、それでも天条院先輩がダントツで好きです。
何が好きかと言われるとどこを挙げるべきか少し迷うのですが、やはり一番は圧倒的にバカなところですかね。全ての反応が思い切り頭が悪く、そして面白く、そして他の誰もを不幸にしない。完全無欠のエンターテイナーだと思います。


上の画像4つは特にツボだった場面を集めてみたのですが、その中でも
「青い空! 白い雲! そしてこの私――天条院沙姫!!」
このセリフが天条院先輩を端的に表現していて一番好きです。空や雲といった大自然と自分を同列に並べるその雄大さ、そして何を言ってるのかサッパリわからんそのアホさ(何が「そして」なんでしょうか)。完全無欠。完全無欠に天条院。


もちろんアホなだけが魅力なのではなく他に魅力も沢山あります。わかりやすい所では「情に厚くて真面目」というところかな。ララやリトなどには厳しい態度になってしまいますが、初対面や自分側にある人間にはとても優しく情け深いのが好感ポイント。リコを善意100%で保護しているあたりからもその心優しさは伺えますし、凛・綾とのやりとりも心温まります。


一つだけ気にかかるのはザスティンとの関係の顛末ですね。コミックスにオマケでちょろっと書いてもらえないかなー。


ちなみに、同じ話にはほぼセットで出演している天条院先輩・凛・綾の3人組ですが、クロ登場の回で一度だけ凛・綾が出演しなかったので登場回数に差が出ました。こういうこともあるんだね。

人物名 モモ・ベリア・デビルーク
登場回数 39
初出回 94
登場率 25.32%
人物名 ナナ・アスタ・デビルーク
登場回数 40
初出回 94
登場率 25.97%
 
 
 
 

初登場が遅いわりにはこの登場回数は相当高いのではないでしょうか。全話数ではなく登場可能回数で比をとれば100%に近い数字になりそうだな。
ナナは動物召喚士。ハチャメチャキャラでいろいろ可愛らしい反応を返すんですが、恋愛にそれほど興味がないという設定だけあってそれほど深く輪に入り込めず、その分印象がやや薄くなってしまった感があります。それで言うと、最終回でのリトの告白間違いの後が少し面白いことにはなりそうなんですが。でも最終回。
モモは植物召喚士。こちらはナナとは対照的にずいぶんとリトへ積極的、なものの…。基本的に自重しなさすぎなためにアプローチごとにほぼ18禁的状況になってるのはいかがなものか。朝にリトくんの布団から出てくる場面など事後という以外にない描写でしたしね。もう少しこう、手心というか…。

人物名 猿山ケンイチ
登場回数 43
初出回 1
登場率 27.92%
 
 

脅威の企画力と実行力を持つ侮れない男。手練手管と口八丁の話術でアニマル喫茶in文化祭というセクハラ企画を実現させたことは未だに記憶に新しいです。自分が楽しむため・自分がエロを見たいためという動機は不純かもしれませんが、結果みんなが楽しめるようなことを実現できるというのは素直に凄いことですよね。
リトくんとともにとらぶるに巻き込まれることもあるものの、ここ一番で踏ん張れないので良い目に合うこともほぼ無いのが猿山くんらしいというか何と言うか。因果応報というものですか。


どうでもいいですが、逃げる際の猿山くんのランニングフォームが美しすぎることがやたらとツボでした。何この理想のフォーム。擬音もシュパーって。

人物名 籾岡里紗
登場回数 60
初出回 6
登場率 38.96%
人物名 沢田未央
登場回数 60
初出回 6
登場率 38.96%
 

>籾岡里紗
>リトたちと同じクラスの、春菜の友人。
>春菜をはじめ、女子の胸を揉むのが趣味。
>沢田未央
>リトたちと同じクラスで、里紗・春菜と行動を共にすることが多い。
>里紗と一緒になって胸を揉んだりする。

上記は「To LOVEる.com」の人物紹介から。しかしこの紹介文は凄いな。「クラスメイト」「胸を揉む」以外の情報がほとんどないぞ。胸揉むたぐいの妖怪みたいになってんじゃねーか。


と思いつつコミックスを読み返してみたところ、本当にほとんどが登場ごとに胸を揉んでばかりでした。すみません「To LOVEる.com」さん、この紹介は完全に正しいです。

人物名 古手川唯
登場回数 65
初出回 49
登場率 42.21%
 

ザスティン様に次ぐ不幸の人でしょうか。いくら彼女がハレンチだと咎めようと、生活指導でハレンチ行為を改めさせようと、そんなものに関係なくハプニングが襲ってくるのがこのとらぶる世界。彼女の行いは世界の理に唾するものであり、それゆえ彼女への反作用も大きくなるのです。つまり古手川さんがやたらとエロい目に遭うのは予定調和。
それにしてもこの人の顔面騎乗位率は異常。真面目に数えたわけではないですが多分連載中で5回くらいはあったんじゃないかな。普通に学校生活送ってて年に5回も顔面騎乗位するケースなどそうそう無いですよ。これも世界の力か。

人物名 金色の闇
登場回数 66
初出回 35
登場率 42.86%
 

前作「BLACK CAT」からのスターシステムその3。「イヴ」から「ヤミ」に変わったことで、何か違和感あるな、言いづらくないかな、と当初思ったものですが今では全く普通に受け入れてます。ハンターの「ゴン」もどうかと思ったけど慣れたし、名前というものは案外慣れるものなんですね。
トランス能力、殺し屋、感情未発達、などなど面白い要素がたくさんで見ていて非常に楽しいキャラではあるんですが、何だろう、何故か物凄い背徳感を覚えることがあるのですよね。イヴ=ヤミの食い違いに頭が付いてきてないんだろうか。うまく言葉に出来ない。


リトへ恋心を抱かせるわけではなく(それも終盤ちょっとはあったけど)、美柑との友情をメインとしてストーリーに絡ませてきたのが個人的にはとても良かったです。あったかい関係ってのは色恋だけじゃなくいろんな形があるよね、みたいな。

人物名 結城美柑
登場回数 81
初出回 1
登場率 52.60%
 
 

この子はお兄ちゃんが好きすぎる。普通に考えてリト君への感情は明らかに兄弟へのそれを超えていますが、それを本人周囲誰も気付いてないこの関係が麗しいですな。
そして「血が繋がった兄妹じゃないって事…」の一言で生まれた義妹疑惑。義妹ハァハァという特殊嗜好の方、実妹ハァハァという特殊嗜好の方、両イモウターがオールオッケーなシュレディンガーの妹になったわけです。パーフェクト妹。


どうでもいいですが、美柑の頭のチョンマゲは「ミカンのへた」をイメージしてたんですかね。初めて気付いたよ。いや可愛いですが。

人物名 西連寺春菜
登場回数 122
初出回 1
登場率 79.22%
 

二大ヒロインの片方。登場回数はやはり一桁抜けていますが、ララ・リトと比べるとやや回数も少なくなってしまった模様。
ララが色々と規格外なのに対して比較的等身大な恋愛パートを受け持つ側、ですね。ララがリトを好きだということで自分の気持ちとの兼ね合いで悩んでいたようでしたが、最終話でララが放った「二人でリトと結婚すればいいじゃん!」的提案にはどう対応したのでしょう。常識人よりの春菜はそれを受け入れるのかどうかはちょっと気になります。

人物名 ペケ
登場回数 123
初出回 1
登場率 79.87%
 

「着せ替えロボ」というガジェットの発明・実装はこの作品の最大の功績だと思います。
当初はね、「ああ、これでララを着せ替えしてコスプレするんだな」とか思ってたんですよ。それが蓋を開けてみればどうですか、ララどころではなく他の人間までコスプレさせ、それどころかワンタッチ全裸にする始末。完全に思い違いをしてました。ペケは着せ替えるためのツールだったんじゃない。全裸にするためのツールだったんだ、と。


個人的にはペケにリトくんがインストールされた時が作品内狂気の瞬間最大風速だったと思います。「布になって全裸女子に巻きつきたい」とか本当に常人の発想か。レベル高すぎです先生。

人物名 ララ・サタリン・デビルーク
登場回数 154
初出回 1
登場率 100.00%
 

キャッチフレーズ:「見た目は大人! 頭脳は子供! 体は正直!
連載当初はノーテンキさんでしたが、連載を重ねていく中でほんの少しずつ成長していく様は見ていて気持ちいいものでした。
ララの宇宙人ゆえの常識の足りなさは、悪い意味でも良い意味でもストーリーを上手く回していましたね。最終話の「リトが皆と結婚したらずーっとにぎやかに暮らせるね!」はララならではの回答だと思いました。そしてこの漫画では実際これが一番のハッピーエンドに思えます。常識も覆すほどにみんなみんな仲良し、それがとらぶる。

人物名 結城リト
登場回数 154
初出回 1
登場率 100.00%
 
 

登場回数はララと並んで同率1位。登場率100%。まさに主人公といったポジション。
To LOVEる」という作品の柱としては、
・いつも起こる珍妙なハプニングの楽しさ
・冗談のような量・質・シチュエーションのエロス
・キャラがみんないい人、いい人間関係
などがあると思うのですが、リトくんはまさに3つめをトップクラスのレベルで体現していた子だと思います。思いやりに溢れ、純真すぎるほど純真で、いざという時には敵に立ち向かえる正義感。リトくんの好青年ぶりがいつも作品に安心感と笑いを与え、純粋に彼を応援したいという気持ちにさせてくれました。能力的には取り立てて何もない普通の男子高校生な彼ですが、それでもやはり彼はこの作品の主人公だったのです。

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全員感想終了!それでは、最後にリトくんの受難の人生を見ながらお別れしたいと思います。エロもあり、恋愛もあり、ほんわかする人間関係もあるけど、やっぱり珍妙なハプニングがたくさんあってこそのとらぶるだよね。

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どんな時も安心して笑いながら読める。とても素晴らしいことです。
そしてそんな素敵なキャラと笑えるお話を、最初から最後までブレずに3年間も提供してくれた長谷見・矢吹両先生には、心からの賛辞と感謝を送りたいです。
3年間連載ありがとうございました。またいつか連載でお目にかかりたいです。


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このエントリはけったグランプリ提出作品です。


作成時間は、

コミックスを読み返してワハハと笑ってる時間 約4時間
各種集計 約2時間
画像にしたい場面の選別・画像用意 約4時間
テキスト作成・校正 約7時間
合計 約17時間

になります。


笑ってる時間を抜いても作成時間は13時間。グランプリは失格となります。