2010年16号ジャンプ感想です。


ワンピース
バギー運命力高すぎワラタ。一旗立てようとして一生懸命周りを騙してた頃はまだ微笑ましく見てましたが、意志が折れて泣きながら敗走してもなお持ち上げ続けられてるのを見るとだんだん可哀想にもなってきました。意思に反してごっつぁんゴールを決め続けるこの運命力。もはや何かの呪いだろコレ。


ナルト
ナルトを完全に叩き潰すためにイタチの眼の移植を望むサスケ。ナルトの愛の告白はある意味実を結んだ形ですね。恋愛において一番最悪な状態なのは「どうでもいい」「その他大勢の一人」ですし、それに比べると「ものすごい目障り」「絶対殺す」は意識されまくってる分だけ好ポジションです。あとは何とかしてマイナスがプラスに変換されればオールオッケーだ!
ちなみに「どうでもいい」「その他大勢の一人」の極みがサクラです。ナルト・サスケ的にも読者的にもスーパーアウトオブ眼中。


トリコ
やっぱ最後は筋肉だよな!ムッキムキに変身したトミーさんとトリコの筋肉デスマッチは素晴らしく暑苦しくて、見ているだけでも男として根元の部分が熱くなる思いでした。いや性的な意味ではなくて。


あと、ラストの場面、グルメショーウインドウを守るために樹でガードしてるんですが、これ大丈夫なんでしょうか。センチュリースープが無かったということはまだショーウインドウの中に色んな栄養が渦巻いている状態だと思うんですが、そんなところに思い切り根を張っちゃって大丈夫なのか…。スープ用の栄養を根こそぎ吸っちゃうんじゃないのか。


ぬらりひょんの孫


バクマン。
「タントやめたい!」問題を真正面から取り組んでるのはなかなかいい感じ。新妻先生特権で終わらせるというのも漫画的に面白そうですが、やっぱり責任やら関係者とのしがらみやら、そういった部分が蔑ろになりそうですしね。当事者が悩んで苦しんで解決して欲しいところです。


ブリーチ
ああそうか、一護の主観になるこれ以降のバトルは「どうせ幻覚なんでしょう?」の考えは完全に捨てていいんですね。山本総隊長の渾身の最後っ屁で作った隙に叩き込んだ一撃でもダメだった、というのはいい感じの絶望感ですが、幻覚のことを考えなくていいのは読者的にはある意味安心して読める展開。


超再生を持つボス戦でのお約束はまず回復手段を奪うところからなので、まずは崩玉をえぐり出す所からかなー。とりあえず一護が今一番やっちゃいけないのは「鏡花水月始解を見る」だから、律儀にお話に付き合わないでさっさと斬りかかった方がいいと思います。


銀魂
普段バカばかりやってる子が深刻な表情をしていると「ああ、本当にシャレにならない状況なんだなあ」と思い知らされます。存在自体がギャグのようなキャサリンさんであればその威力も尚更のこと。今週のキャサリンの表情は実にナイスでした。息が詰まりそうだよ。


黒子のバスケ
新しい黒子のドライブ!なるほど、つまるところ

↑の動画の1:00あたりみたいな技を覚えるのでしょうか。「キャプテン翼」の必殺技は「人間じゃねえ!」と叫びたくなるようなものばかりですが、奇跡の世代の変態能力者であればこれくらいのレベルには軽く達してくれるはず…!


冗談はさておき、黒子のドライブというからにはやっぱり多かれ少なかれミスディレクションを誘う技になると思うんですよね(ここまで変態技ではないにしろ)。緑間くんも言っていた「ボールから目を逸らさせることはできない」をどのように克服するのかはさりげに気になるところです。


■デビル☆クラッチ


詭弁学派、四ツ谷先輩の怪談。
もう色んな方が突っ込んでることではありますがそれでも言わずにはいられないこのセリフ。この学校変態多すぎだろ。
そろそろ学外に事件を求めてもよさそうな気もしますが、屋上に住み着く四ツ谷先輩がメインである以上、そうホイホイ舞台変更もできないのでしょうか。長期連載になったら犯人になってない生徒の方が少なくなったりするんじゃないか。この学校そのものが怪談だよ。


いぬまるだしっ
人体の急所を的確に狙われるたまこ先生だとか卑猥にも程があるだろうよ。攻撃を受けた感想などをたまこ先生に事細かく問い質したいですね。どこが効くんですか。ん?ん?


LOCK ON!
トイレで女子高生に土下座か。その筋の人には激しくご褒美になりそうですが狙いがピンポイントすぎるのではないでしょうか。いろんな意味でチャレンジャーですね。


家庭教師ヒットマン・リボーン
未来編終了。主に俺の理解力不足が原因なんでしょうが、発端・経過・結末に至るまでよくわからないままに進んでよく分からないままに終わったイメージでした。一番印象に残ってるのがマグマ風呂というのもどうだろう。
ともあれ長い間お疲れ様でした。よくわからない部分も多かったですがそれなりに楽しませていただってまだ続くのっ!?


保健室の死神
異様に掲載順が上がりましたな。実に嬉しいことなのですが、原因がもし本当に「歓喜の麓介」効果だとしたらそれはそれで日本が心配になります。


「節制」が着ていた婚約衣装で藤くんの憂いの原因もだいぶ想像がついた感じですが、それでも何か妙な感じです。「お兄さん」という長兄がいるのにどうして藤くんが跡取りという話になるんだろう…? あれ?お兄さんはお兄さんじゃないの? お姉さんなの?


べるぜバブ
楽しければよかろうさんの受け売りなんですが、六騎聖が襲い掛かってくる理由がつかめないのでなんだか本当にアレな集団に見えてしまいます。
石矢魔勢が何か悪さでもしてるなら納得もできるんですけども、この子たち本当に何もしてないしなー。「態度や雰囲気が一般生徒に悪影響を与える」みたいな理由かもしれないですが、それにしても理由としては弱いです。正義や秩序を掲げるわりには六騎聖さんたちの方が悪役みたいだ。


■ハンター


こち亀
幼女と両さんの組み合わせは何だか純粋に微笑ましかったです。気風よく案内役に回ったりなど、最近は少しずつ人情型両さんに戻ってきてるような気がしないでもない。


あと本当にどうでもいいんですが、コマ外のフランス語訳は必要なかったと思います。中川の言動と雰囲気だけでも理解には充分。ちょっと親切すぎるかなー。


スケットダンス


めだかボックス


■サイレン


賢い犬リリエンタール
カナリーナ様かわいいな!「彼氏いない暦=年齢=400年」の経歴も納得のダメっぷりが愛らしくてたまらんです。紳士にまでツッコミ入れられるようなダメさだとか死にたくなるだろコレ。よりによって紳士にまで。
今週も笑いあり和みあり、リリエンタールの純粋さを改めて感じられて気持ちよさもあり、でほのぼのと癒される一話でした。この面白さで掲載順ラストってのは本当に訳が分からない。ラストになるような作品かよー。


とは言いつつも票が取れない原因はそこそこ想像がついていて、要するに「ドン!」「バン!」が無いからなんですよねたぶん。ジャンプで受けてる作品は何かしらダイナミックな演出が付き物ですが、このリリエンタールは良くも悪くも淡々とした作りですし。
かと言って、いきなりダイナミック演出が頻出するようになったりバトル展開になったりしても、それはそれでどうかと思うしなあ…。(そういった漫画がダメというわけではなく、あくまで「リリエンタールらしくない」という意味で)


どうしよう、何だか抜け道が思い浮かばない。もういっそバトル展開でもいいから生き残ってほしい気もしてきた。北斗紳士拳とか紳士エネルギー波とか見てみたい気もしますし。


ピューと吹く!ジャガー