2010年33号ジャンプ感想です。


ぬらりひょんの孫
ぬらりひょんおじいちゃんVS羽衣狐さま。実力者同士のサイドバトルということで、色んな意味で見ごたえのある一戦でした。主に全裸的な意味で
羽衣狐さまのありがたくも美しいご肢体は実に素晴らしかったですが、同時にそれをタイミングよく覆い隠す御髪には微妙にもどかしい思いにもさせられたこともまた事実。羽衣狐さま、近々散髪されてはいかがですか。


しかしアレですね、欲を言えば全裸よりも制服を着たままの方が個人的には良かったよね。「全裸の羽衣狐さま」より「濡れたセーラー服が肌にはりついてしっとりしてる羽衣狐さま」の方がグッと来るとは思いませんか。思いませんね。


「てめぇがうちの二代目を殺したのかい」
「だとしたら、どーだと言うのだ?」

おじいちゃんと羽衣狐さまのやり取りはどれも興味深いです。「二代目を殺したのはお前か?」の問い、挑発的な返しではあるけど、特に肯定しているわけでもないんだよなあ羽衣狐さま。誤解という線も普通にありそうで、和解エンディングという道も無いではないのかな、みたいに思えます。
いやまあ、今まで色々と非道な行いもしてるので、羽衣狐さまがそのまま仲間になったりということも無いのでしょうけども。今後のシリーズでは『ピンチになったら助けに来てくれるツンデレ悪役』みたいなポジションになったりしないかなあ。なんだそれ、ピンチになったら羽衣狐さまが来てくれるだとか天国すぎるだろ。


リクオ様が…倒されたのですか…?」
「申し訳ございません!」
「側近として力になれず、あわせる顔がございま…!」

首無だけにあわせる顔がありませんね、ってやかましいわ!


ワンピース

ゾロ ヒューマンドリルと武器対決
ナミ ウェザリアでウェザーボール(新武器?)と天候知識ゲット
フランキー ベガパンクの設計図に触れて発明家レベルアップ?
ブルック ハラヘッターニャでパンツゲット??

先週のウソップやチョッパーも合わせて、仲間みんなが何かしらパワーアップするきっかけに触れつつ集合するご様子。悪魔の実や覇気ではなく、キャラの個性に合った感じでのパワーアップになりそうなのがイイ感じです(ブルックのはパワーアップに繋がるのか何なのかサッパリわかりませんが)。
ここからそれぞれのイベントをじっくり描くのか、それとも経過は豪快にすっ飛ばして一気に集合になるのかも気になるところですが、個人的には後者のノリで行ってほしいなあ。パワーアップは結果で見せて欲しい。


それにしても、先週も今週も全く描かれていない仲間が約一名いることが気になって仕方ありません。というか仲間の中では彼(もう彼女かもしれませんが)のその後が一番気になってるところなんだよ。あれからどうなったんだ、ほんと色んな意味でどうなったんだ、サンジさん…!


ナルト
おお、九尾vs人間か、怪獣戦争だ!
とワクワクしたのも束の間、すぐにミナトとマダラのタイマンバトルに移行してしまったのが少しがっくり。でかい怪獣と小さな人間の群れのバトル、見たかったな…。火影おじいちゃんのいくさ姿も見たかったな。


ラストのミナトの術は何をしているのかいまいち掴めなくて、何回か読み返してようやく理解できました。クナイに印が施してあって、で、その印を通じてしかミナトは瞬間移動術が使えないのね。よく見たら九尾のエネルギー弾を転移させた時もクナイを持ってるな。
少しわかりづらいなあ、と戸惑ったんですが、仕組みについてモノローグで逐一解説を入れるような以前のようなタイプよりはずっと好きです。いい感じです。


トリコ
「なぁ…小松」
「……お前さ…」
「お前…オレと…コ…」

婚約、か…! いやでもまあ意味的にはほとんど似たようなもんですが。
しかしそうか、レベルの釣り合う美食家と料理人がコンビを組んで行動するのがベストということは、副料理長とかが直接食材調達に出向いている美食會のやり方は、何気にこれが一番効率がいい方法なのかもですね。まあグリンパーチさんとか調理する間すらなく片っ端から吸ってたりしましたけど。


それで次の舞台は天空の野菜城かーー。海辺の洞窟に極寒氷山に天空城に、本当にファンタジー的で楽しげな場所がたくさん出てきますなあ。トリコってRPGジャンルでゲーム化とかしないのかな。


銀魂
葬式や故人いじりとかの不謹慎ネタがメインのシリーズなのかな、と思ったらいつの間にか下ネタ150%なシリーズになってたござる。


お母さんに本物のチンコを識別させるくだりで思いっ切り噴いたんですが、いやでもいいのコレ? 少年誌レベルを完全に踏み越えてるんじゃないの? と一瞬不安になりつつも、「でもまあ銀魂だから大丈夫か」と落ち着く不思議な安心感。本当にこの漫画はどこから来てどこへ行くのでしょうか。大好きです。


バクマン。
ちょっと褒められたら顔を赤らめちゃう単純純粋な岩瀬さんが愛らしくて仕方ないですよ。新妻先生とのフラグあるなこれ、と思ったけど実は港浦さんフラグもありそう、と見せかけて中井さんあたりとくっついてくれないかなあ、と思ってます。中井さんが猛烈アタックしたら意外と落ちちゃうんじゃないですかこの人。


逢魔ヶ刻動物園
第一話で助けたイガラシさんがにこやかに挨拶してくれてる図がかわいい。
漫画の方向性がまだはっきりと見えてないのですが、こういう感じに動物たちと少しずつ交流を深めていく感じのハートフルまんがになるんでしょうか。絵も話作りもスマートで、今のところ嫌いではないです。


しかしワラの上に寝泊りさせられる女子高生、下着着替えなしで住み込みさせられる女子高生、飼育日誌をつけられて調教される女子高生、か…。最近の漫画作者さんはホントいろいろ分かりすぎてる人が多くて怖いくらいですね。オラわくわくしてくっぞ。


べるぜバブ
久々に出てきたカズくん&梓ちゃんを見てホッと一安心。忘れられた訳ではないんだね。これでもう少しストーリーに絡んでくれればなあ。敵高校の生徒ながらも男鹿くんたちの味方、というすげー美味しいポジションなのに。すっごいいろいろ使い道がありそうなのに。


ブリーチ
「昔の知り合いがすいません」
「ボク、あっちへ連れてきますわ」
「なァ、乱菊…」
「邪魔や」

もうギンの一挙手一投足が逐一信用できないんですけども、これは「藍染隊長の前にいたら確実に殺されちゃうから、乱菊の安全のためにボクが遠くへ避難させちゃうよ!」ってことでいいんですよね。乱菊さんと話しながら凄い勢いでガッカリしていったように見えたのは、あれはどういう問答を期待してたんでしょうか。ギンは何を考えてるのか本当によくわからんです。


「逃げるんだよ!」
「さっきの奴の気配…、もうずっとこっちに近づいてる!」

なんで圭吾くんが気配察知なんてできるんだ、と。これはあれか、織姫さんたちの如く、クラスメイトさんも何らかの力へ覚醒するフラグなのかー。クラスメイトさんたちは皆いいキャラですが、でもバトル参加とかはして欲しくはないなあ。日常を象徴するキャラが非日常に踏み入ってきては良くないよ。


家庭教師ヒットマン・リボーン



完全に一致。
聖地って…どこに帰る気なんですか…!


SWOT
殴野くんの登場シーンに付けられた擬音、『マァン』が天才すぎて生きてるのがつらい。どんな思考回路をしてたらこの擬音を付けられるの。この擬音は一体何を表現しているの。いや何を表現って「マァン」っぽい雰囲気を表現してるんだろうけどさ。そしてそれは完全に伝わったけどさ。


とネタ先行での読み方から入ったんですが、ネタでなくても今週すげー面白かったです。メガネチーム分断→闇暗くん乱入→卍チームさらに乱入、と目まぐるしく変わる同時多発大混乱バトルがすごく楽しい。いい見せ方だなあ。なんといいますか、おこがましさ100%な言い方なんですが、杉田先生着実に成長してるよね。


スケットダンス
スケットダンスの恋愛話は本当にうまく行かないことばかりだな…。というか作中でカップル成立したことって今まで一件もないんじゃないだろうか。しかも絶望感満点の終わり方になることが多いので読者的ダメージも大きめです。二人とも強く生きろ。あとついでにエニグマンも強く生きろ。


というか、あれ!? 先週のRPG話は!? 本当に職業決めただけで終わりよった!?


いぬまるだしっ
アリスちゃんにブラ焼けがあること、いぬまるくんにブラ焼けがあること、それ以上にいぬまるくんにパンツ焼けがないことが芸コマで笑えました。そりゃ確かにないよな! 常時まるだしだもんな!
「ないはずのものがある」というギャグに加えて「あるはずのものがない」のギャグ。物言わぬギャグ。笑った以上にちょっと感心でしたよ。うまいなー。


■サイレン


こち亀


保健室の死神


めだかボックス


黒子のバスケ


メタリカメタルカ


■少年疾駆


ピューと吹く!ジャガー