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2010年35号ジャンプ感想です。
すみません、少し時間が取れなくて簡易版で。
■トリコ
トリコvs大自然の環境適応バトルは実に見ごたえがあって面白く読めました。二酸化炭素を凍らせて吐き出すくだりとかは「ほんとかよ!?」とハテナマークが浮かんだりしましたが、まあ何かそれっぽいし、何より熱いのでオールオッケー!
しかしトリコの凄さが際立ちますが、この間ずっと張り付いてた小松も地味にスゴイでね…。ただただおぶさっているだけというのも実は非常にキツイ動作なわけで。ここ何回かの冒険で小松も少しずつ鍛えられたりしてるんでしょうか。
■ナルト
屍鬼封尽→四象封印かー。封印術を重ねがけというのは今まであまり見なかったのでちょっと新鮮でした。重ねがけしなければならないほど凶悪、ということで九尾の力強さも良く表現されてたと思います。バトル描写や親子エピソードの流れもスッキリしていて、全体的になかなかイイ感じな回想編でした。
しかしあれですかね、屍鬼封尽の時点で九尾が一回り小さくなったってことは、ナルトがこの間ゲットした九尾パワーはまだ完全ではないってことですかね。まだパワーアップの伸びしろがあるってことになるのかなー。
■ワンピース
ううん、ルフィ&レイリーの暗号ニュースは全く解読できないなあ…。現時点で読者に与えられてる情報で解読できるものなんでしょうか。いやワンピースだし、できるものなんだろうなあ。
とりあえず、レイリーが「このまま集まってもまたやられるだけだろう」のようなことを言ってたので、修行やパワーアップ的なニュアンスを含んだものだとは思うのですが。何だろう、「七武海を一人ひとつずつ狩ってこい」だとか?
■ブリーチ
ギンの反逆きたー! しかしながら、期待してた方向のはずなのにいまいち興奮しきれてない自分にビックリ。
こんなにもあからさまに反逆してしまっては逆にやられフラグにしか見えないわけで、せっかくの反逆なのに逆にギンが心配になるばかりです。欲を言うならば「藍染隊長すら影からいいように操ってました」くらいのラスボスレベルの腹黒さを見せて欲しかったところ。
あと「やったか!?」→「やってない」のコンボは恒例月次行事なので特に思うことはないです。これで殺ってたら逆に驚く。
■SWOT
「許可無く使ってんじゃねぇよチビ!そんなに死にてぇのか?あ゛?」
「何見てる。そんなに死にたいのか?」
「寝不足でイライラしてんだ。殺されたくなきゃ消えろっつってんだよ」
自動販売機を使おうとしたら殺され、影から見ていたら殺され、隣に座ったら殺される。なんだこの学園。果たして生きてこの学園を卒業できる生徒はいるのでしょうか。
しかも「殺す」発言の発信者の一人に我らが主人公・学崎くんがばっちり入ってるというのがまたタチが悪いです。君、この学園に来たことを第一話で後悔してたけど、この学園ってカンペキに君にぴったりの所だと思うな。
■家庭教師ヒットマン・リボーン
ちょっと待て、リング修復前から明らかに体積が増えてないか。体積が増えてるってことは何らかの不純物を混ぜて水増ししてるってことになろうかと思うんですが、それは大丈夫なんでしょうか。それともアレか、このおじいちゃんはメタリカ族ってことでしょうか。ささやかなコラボでしょうか。
『嵐のバックル Ver.X!』
『晴のバングル Ver.X!』
『雲のブレスレット Ver.X!』
『大空のリング Ver.X!』
新リングは、リング形状に留まらずアクセサリー、装飾具っぽい形になるんですね。他メンバーがどんな形状になるのかちょっと楽しみです。クロームあたりは「霧のガーターベルト」とか「霧のボールギャグ」あたりになればいいと思う。
■保健室の死神
安田くんとは一体何者なのか。妄想専門の病魔に素の状態で渡り合ってるだとか、本当に人間なのだろうか。人型病魔と認定してもいいくらいではなかろうか。
いやほんと、ここ最近安田くんが出てくると必ず笑わされてしまうんですが、どうしたことだちくしょー。この作品は自キャラの使い方というものを完全に理解してますね!
■少年疾駆
反撃のきっかけが「主人公の個人技センスが覚醒」というのはちょいと微妙かな、と思ったり。主役コンビのチームワークの足りなさが問題という風な描写をこの間から重ねてただけに、ピンチ脱出はそのあたりをきっかけにしてほしかった気もします。
でもまあ、まだ2点とって逆転しなければならないわけで、チームワークの件はそちらの方で扱ってくれるかなあ。この漫画は、そのあたりの伏線回収はちゃんとやってくれそうな期待があります。
■メタリカメタルカ
「Aランク鉱石を身につけてなきゃ体が硬直する」って設定は本気で意味がわからんです。このランク付けってのは何とか協会がしているんですよね。種としての挙動が、たかが人間界の一協会の決定によって左右されるというのがどうしても想像できない。
「Aランク鉱石を身につけてるから元気だぜ!」
「この間のランク改定でそれBランクになったんだって」
「力が抜けてきたぜ…」
「誤報だったってさ。やっぱりAランクだって」
「力がわいてきたぜ!」
こういうことが起こるんでしょうか。どこのコントだ。
何といいますか、ダブルロケットのうちでは『少年疾駆』の方が真面目でしっかりやってるように思えて好きなんですが、数年後まで記憶に残ってるのは?と言われたらこの漫画になる気がします。何かすげえ。
■ピューと吹く!ジャガー
ボスの能力は思い込みと見せかけの「エア楽器」だったとのこと。変幻自在な攻撃を繰り出したり、一瞬で舞台移動したり、あれこれのハチャメチャな事象もなるほどと言った感じです。
そうか、ということはジャイアントピヨ彦がやられて悲鳴を上げたりだとかの大騒動も、全部このアパートの一室で普通に行われてたってことか。近隣住民からはさぞかし奇異の目で見られたことだろうなあ……と思ったけどこの家ならば日常茶飯事なのかもしれぬ。
ボスの能力がエア能力だったということで、いったいどこからどこまでが幻術だったのかも気になります。シリーズ初期で間池留さんも盛大に成仏してビックリさせられましたが、あれもエア成仏だったりするんでしょうか。シリーズ最初から全部が幻だったとしても驚かないつもりではありますが、その場合でもなんとなくハマーだけは(何故か)ガチにボコられてるような、そんな予感。